人生の中で、一度だけ塾通いをした経験があったことを、３０年の時を経て思い出した。今のような教育熱心な風潮はあまりなくて、私の通っていた塾というのも、昔の「寺子屋」に近い感じだった。教えてくれていたのはお坊さんで、それがまたとても紳士な方だった。子供心にも「魅力的な男性」に映ったことを覚えている。今、巷で目にするような「お坊さんです！」という感じでもなくて、親切なお兄さんという感じだった。そして、その塾がとても居心地がよくて、一度も嫌だと思ったこともはなくて、休まずに通い続けた。私以外にも近所から数人男女通っていたが、たまにはひどく怒られたり、諭されたりもして、今の学校で学ぶ雰囲気より、うんと学校らしかったと思っている。今、もしあの当時のような塾が存在するのなら、自分の子供を通わせたいくらいだ。「勉学」だけではない、学校に感じない居心地のよさや、風通しのよい雰囲気、伝わる善良さによる指導など、今はもう探しても見つからないような塾を思い出し、ふと時代の逆戻りを願ってしまった。

家庭教師のランナーの口コミ・評判は良いの？

http://socialnetwoof.com/post_2.html私の通っていた塾の思い出